2009年7月2日木曜日

熱帯雨林通り

 
6月28日(日)ボーヤ 曇 ~クンバ 曇 ~ムンデンバ 晴


亀に入ってからのんびりしてたのもあって
ちょっと巻きで行かなヤバくなってきた
山の下の民に戻った次の日、
さっそくやけど移動する

ボーヤからクンバはワゴンで1時間ちょっと




財布のがま口みたいになったトランク
クンバから乗り換えたタクシーが
走り始めて15分でパンクした
「過積載」
アフリカの辞書にそんな言葉はない




この車、いままでの中で最強クラスやった
なんかハンドルの持ち方おかしいやろ?




運転席に足が3本
そう、運転席に男2人
助手席に男2人乗ってる
普通の乗用車やよ

ちなみに左にある運転席の右側がオレ
おマタの間に挟んだクラッチを
運転手がこねくりまわす
ある意味エロス




しかも道が最悪で
泥のプールみたいなとこがいっぱいある
半身になりつつ運転するドライバー
曲芸見てる気分やった
どんだけ器用やねんて




後ろにはデッカイマダムが4人+女の子1人
合計9人が乗ってる
詰め込み方がハンパない




ただ天気が良かったから道がマシで
たいてい6時間かかるって言われてたところ
3時間半で着く
今回ホンマ天気に恵まれてる

着いたのはコーラップ国立公園の
玄関になる街ムンデンバ
明日から熱帯雨林をトレッキングする予定

ここで大問題が発生する
カネのおろし忘れ
いままで案外いろんな街に
キャッシングマシンあったから完全油断してた
車が進むにつれていままでとは違う
村的なところに来てることを実感
キャッシングマシンなんか夢のまた夢な感じ

手元にあるんがだいたい55000CFA(11000円くらい)
2泊3日ツアーを組むと入園料、ガイド、キャンプとかで
41000CFA(8200円くらい)
食料は全部持ち込みで、最低3000CFA(600円くらい)はいる
帰りの乗り合いタクシーが6500CFA(1300円くらい)
夜メシとか水とか、その他にもどうしてもちょこちょこ必要になる
となると、、、ホテル代がない
一縷の望みをかけてホテルに向かう




けっこうキレイ

「このホテル、クレジットカード払いできるん?」
「どのカードやねん」
「VISAやで」
「見せてみてや」
もしかして、と期待してると
「このカードでいくら引き出せるん?」
という謎の質問が
「自分が貯金してる範囲やったらいくらでも」
「このカードを銀行に持っていけばいいんか?」

、、、もしやクレジットカードの存在を??
「このカード、渡すことはできひんねん」
「そうなんや」
「もし渡しても、暗証番号を知らんかったら使えへんねん」
「じゃあどこで金引き出すねん」

完全にアウト
とはいえ事情が事情なんで
とりあえずクレジットカードの仕組みと
世界でもまれにみる経済難に襲われていることを説明する

すると、、、
「タダで泊まってもええで」
「、、、」
まさかの答えに時が止まる
初恋以来の衝撃が走った
「ホンマかいな?」
「困ったときはお互いさまや」
江戸っ子に勝るとも劣らん亀っ子の心意気

彼の名はアダム
世の中にはいるんやね、こういうヤツ
で、クーラーとテレビ付きの快適な部屋に
ありがたく泊まらせてもらって
ブラジルの逆転優勝を堪能する

サンキュー、アダム&イヴ
アフリカのいい思い出がひとつ増えたわ



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Posted by Picasa

4 件のコメント:

  1. ええ話やのーーーーー にしお

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  2. >まーぷ
    おお、ひさしぶり♪
    ええ話やろー
    たまにこういうのもあるねん

    返信削除
  3. 関西弁のアダム、ええやつやけど、写真があれへん。
    その親切はどっかで別の人に返してあげよし。
    あぶなかったなぁ。

    返信削除
  4. >ちょと
    そういや写真撮らんかった
    ほんまあぶなかった
    そういやその後、
    ナイジェリアのお金を発見して
    ホテル代くらい払えたんよー
    なんとかお返しできたわ!

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